ひたちなか海浜鉄道湊線 撮影記
ひたちなか海浜鉄道湊線 撮影記
ひたちなか海浜鉄道湊線 撮影記
2012/04/29、開業4周年記念祭。
3連を含め、キハ205、2004、2005の旧型気動車たちの活躍が拝める機会であり、
天候にもそれなりに恵まれそうだったため、訪問を決断した。

常磐線を乗り継いで、0755に勝田着。
記念ということで本日は1日乗車券が500円というサービス。
1番ホームは発表の通り、キハ2005が単行で停車中だった。
既にファンの姿も多く車内はなかなかの混雑。
天気も快晴、久しぶりに国鉄型気動車のエンジン音を聞き、とても心地よい朝。
那珂湊駅にて下車すると、記念祭の準備中。
その横でレンタサイクルを8時間(200円という安さ)借り、出発。

・118レ
那珂湊―中根間の水鏡にて後追い。
光線状態があまりにも正面からではきついので後追いで仕留める。

・119レ
中根駅方面へふらふらと走りながら撮影地を探していたが、なかなかめぼしいポイントが見当たらない。
そうこうするうちに気がつけば到着まで5分を切り大ピンチ。
しかも自転車で農道を走っていき、舗装道に合流しようと思ったものの、
舗装道のガードレールが切れることなく目の前に広がっていて切れないw
自転車を持ち上げて跨ぐという荒業をこなし、
やむなく東水戸道路下のアウトカーブ撮影地にて撮影。

・122/123レ
先ほどの119レが那珂湊にてキハ205を併結しここからは2連が続く。
中根金上間のアウトカーブの定番撮影地に到着すると既に人だかりが出来ていた。
そのうえ、ちょうどよい場所が空いていたのでここで後追い撮影に決定。
しかし…
連写で決めようと思っていたが、AF.Sのまま撮影してしまうという馬鹿っぷり。
1枚目のピン位置のまま連写を続けるという大失態を犯し、殆どの写真が失敗に終わる。
119レの撮影地探しのミスに続きこの失態に激しく萎えてしまったが、
気を取り直しこの場所に残り、折り返しの123レを待つことに。
今思い返せばどうも後追いの撮影といったものには慣れていないので、
(基本的にヘッドライトがついている路線ばかり撮影しているからだろうか。
この路線はヘッドライトつけてくれないので、あまり撮影者にも拘りがないようだった)
そういった変則的なスタートからリズムを崩していたのだろうか。

123レを数パターンのアングルにて無事に撮影を終える。
気がつけば日差しは物凄い強さになっており、空が白く飛んでしまいそう。
122レのタイミングが天候的にはベストだっただけに、若干引きずりながら次なる撮影地へ。

・126/127レ
今度は定番?の、森のカーブの踏切へ。ここから逆側の直線も撮影できるので、
124レを直線で、125レをカーブ側で撮影。
ちょうど正午前後の時間帯であり、日差しの強さはmaxだった。
背景の多い(空の少ない)撮影地を選んだのはおそらく正解。
カーブは、作例に多い鬱蒼とした雰囲気のものとは異なる、
からっとした木漏れ日の合間をやってくる205の撮影に成功。
このあたりでようやくリズムを取り戻してきたようだ。

地元の撮影者の方をしばし談笑。
光が強い日にはその強さを生かして撮ればいいと仰っていたが、それはなかなかに難しい。
本数をすでに撮り溜めているならギミックの効いた絵を写すことも可能だが、
未だ定番撮影地を制覇も出来ておらず、まして失敗を重ねた後という状態では、
光の影響を消すのが精一杯だったろう。

・130/131レ
森のカーブ踏切とアウトカーブスポットの間の築堤を、両側から撮影することに。
この辺りから空が曇り始め、太陽光もいきなり弱弱しくなり始める。
2年前の小湊鉄道訪問の際も午後からうっすらと曇ってしまい残念であったが、
それを彷彿とさせるような天気の推移である。

アウトカーブポイントの内側に生える桜が遅咲きだったためか、ちょうど満開を迎えており、
その下近辺には恐ろしい人だかりが。
それを写さぬようにするために構図決定には若干苦労したが、
地元同業の方と談笑しつつ、最終的には低めのアングルに決定。

その方の話によると、キハ222は現在エンジンを壊してしまっており、
高速ダイヤにも対応できるスピードが出ず、暫くは姿を見られないのではないか、
少なくとも単行での走行は見られないのではないか、とのこと。
(この間も205が勝田に行ったところで故障してしまいやむなく2005が牽引のために登場するというシーンがあったらしい。)
単行走行はトラブルが起こると対応出来ないので、会社側としても怖いのであろう。
そんなメンテナンスも一苦労、いや本当に苦労する車両をこうして使い続けている会社の運営方針には本当に感服するし、
ファンとしては感謝である。

さて、その方とは別れ、自転車にて築堤の中根寄りに移動。
少しだけ俯瞰できるスポット(ハチがたくさんいる)にて、
築堤を下り田圃の間を抜けていく列車を撮影。


・134/135レ
いよいよ3連の1往復が登場。
撮影地選びに非常に苦心したが、最終的に134レは先ほどの築堤スポットを高位置から左方向にカメラを向け、
135レはそのスポットのすぐそばにある踏切から若干入り、森のカーブ方向に向けたストレートにて撮影することに。

複数アングルで狙うためにもあまり三脚を多用するのは好きではないが、
ここは望遠でもあったうえ、やはり外せないと考え、三脚使用。
曇天・やわらかな光の下では、やはり背景に緑などがあるほうが美しい。

・138/139レ
ほぼ定番スポットとしては撮り尽くしたので、
138レは中根近くのアングルフリーなストレートにて、若干遠目から側面狙い。
139レは再び東水戸道路下のカーブを、今度は内側から撮影。

3連を無事収め、また一日の披露もピークに達しており、
ここで終ってくれて正直助かった、といった印象であった。

撮影を終え、那珂湊駅までのレンタサイクルの回送がまた辛い。

なんとか到着し駅にて数枚撮影の後、
直後の下り列車で阿字ヶ浦まで乗り潰し、帰途に就いた。



光線や自身のミスなどに若干調子を狂わされた感はあったものの、
やはり3種の旧型気動車を拝め、
それなりのショットでおさえられたのは良い収穫であった。

特急不使用でも勝田まで3時間で着け、
そしてあの風景・車両が拝めるのだから、なかなかに良い路線である。
週末列車の運用をHPで公開してくれているのもうれしいところ。


古参車両たちが今後も無事に活躍してくれるよう祈りつつ、
また秋の実りの頃にでも機会があれば訪れてみようかと思う。


写真
1枚目:123レ@金上~中根
2枚目:127レ@金上~中根
3枚目:135レ@金上~中根

全部下り列車になってしまいましたw
光線状態的にこうならざるを得ない路線ではあるが…
(殿山・磯崎方面へ抜ければ向きが反転するが。)

コメント

くはね
2012年5月3日1:32

充実した撮影乙でした。行きたかった・・・

定番撮影地を制覇するのも、自分だけの構図を見出すのも、どっちも大事だと思う日々。高度な平衡感覚で両者を使い分けるのはなかなか難しいね。

Nosuri
2012年5月3日13:35

個人的にもかなり気に入ったのでまた行くと思う!そのときにご一緒しませう。
イベントのみならず、週末列車運用を会社側が明かしてくれてるし、狙い目はきっとあるはず^^
(平日は賭けだからやめたほうがいいかな…)

うむ、ごもっとも。つくづくロケハンしながら思った。。
今回も、定番「区間」の中で自分のアングルを決めていく、みたいな形だった。
(先客がいるからと言って行ってみると実際「??」なところも多いし)
定番でもイイものはやはりイイし、逆に自作(?)構図は強引だったり素人くさくなったりもするし、なんとも難しいわな。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索