清秋の秩父鉄道~その1~
2012年10月21日 日常
10月17日の水曜日、くはね氏と秩父鉄道を訪問する当初の計画は、体調等の事情が重なり見送られた。
23日の火曜日に一人リベンジを目論んでいたのだが、20日の昼頃天気予報を見ると、どうやら23日は低気圧の影響で荒れ模様らしい。替わりという訳ではないが、翌21日が降水確率ゼロの終日快晴予報だった。
このタイミングで天気予報を見たのも何かの運の巡り合わせかもしれない。21日には特別に予定も入れていなかったので、決行することに決めた。
土休日は手元に貨物の運行情報が無かったため、貨物は全て無視することに決める。今回は老い先短い1000系をしっかり追うだけで十分に内容の濃い撮影行になることが期待されていたので、思い切って割り切った。
***
0515 吉祥寺発 中央線
日の出前の下り列車は、土曜夜のオール組が多かったからか、それなりの混雑。
実に6年ぶりだろうか、西国分寺で武蔵野線に乗り換える。ほんのりと東の空が明るい。
0537 西国分寺発 武蔵野線
こちらはガラ空き。205のフカフカなモケット。
8分で新秋津に到着。ここから歩いて西武線秋津駅へ。
0604 秋津発 西武池袋線
秋津で、ちょうど6時頃に建物の屋根横から「日の出」。朝一番ながら強い日差し。
飯能で乗換も済ませ、0724西武秩父着。往路で撮影計画を考えようかとも思っていたのだが、完全に爆睡だった。
***以下、秩父線内***
<浦山口~武州中川間>
まずは朝一番の撮影を浦山口近辺で行うことに。これは当初からの計画通り。
A地点:浦山口駅で下車し、左に伸びる細い階段を下り、そのまま橋をくぐって廃屋の横を通り過ぎると橋を若干下から斜めがちに望むことのできる場所に出る。
ここで1本撮影。7504Fは紅葉のヘッドマーク付。
B地点:A地点のすぐ目の前の舗装道に出て、そのまま中川方面へと少し歩けば、キャンプ場へ下る道が右手に見えてくる。ここを下ると人気のないキャンプ場の河原に出る事ができ、朝の静謐な雰囲気の中赤い鉄橋を渡る列車を水鏡に映して撮影出来る。定番撮影地なのだろう。
ここで1本7002Fを撮影した後、朝食を食べ河原の風景などを撮って待っていると、1520レにレモンイエローのリバイバル塗装がやって来た。水鏡の色を黒く潰さないように撮ると本体の列車が若干白くなってしまい、バランスが難しい。生憎川魚の影響で水鏡が若干崩れてしまったのが残念。しかし秋の朝模様はしかと収めた。
さて、非常に良い撮影地であるのだが、ここで量産しても仕方がないので、撮ったと同時にこの場を去り、影森方面へと向かう。
<影森~浦山口間>
影森に近い、引込線との分岐近くのカーブはSLの撮影でも有名なので、そこまで向かってもよいかと思っていたのだが、浦山口駅から140号線に出て影森方面へ向かう1つ目の信号を右に曲がるとすぐに線路が見える。ここを見てみると、正面からバシッと決める事が出来そう。さらに少し浦山口側へ登れば直線を浅い角度から仕留められそうだったので、ここで撮影。浦山口から400m程度。
いきなり1509レで標準塗装がやって来た。これを仕留めるが、若干列車のサイズの目測を誤ってしまった。ここは正面からの撮影のみの場所かもしれない。
後追いが柔らかい朝の光を浴びて撮れたので、むしろ羽生行の撮影にも良いかもしれない。
この1本を撮影して、とりあえず浦山口近辺はこれで終わりにすることに決めた。今日は場所に捉われず、早め早めの移動策を心掛けると決めていたから、判断はスムーズ。野球の継投と同じで、引っ張ると代え時を失うように、長く滞在すると移動が出来なくなる可能性があるのだ。
<和銅黒谷~武州原谷間>
橋梁があり、原谷方には畑が広がりどうにか撮影出来そうだと読んで、ここに来てみた。
しかし橋梁を撮ろうと思うと今日のこの強い太陽の下では完全なる逆光、空が白く飛んでしまい、良い絵にはなりそうもない。ならばと心を決め原谷側へひた歩く。
A地点:和銅黒谷駅を出て140号線を原谷側へ進み、和銅大橋前の次の信号(駅から2つ目か)で斜め右方向に分岐するそこそこ太い舗装道がある。この道に入りしばらく行くと川を渡る。渡って100m行かないうちに少し形の崩れた十字路があり、ここを右に入る。直後のT字路も右。あとは道なりに400mほど進むと、最後に舗装道が切れて獣道のようになり、やがて第4種踏切に到着する。この踏切の線路西側から黒谷側を望む。
到着して間もなくやって来た1513レは、なんとオレンジバーミリオン。時間もあまり無かったのでフレーミングを少しミスしてしまったのが悔やまれる。
標準塗装が三峰口から1526レで帰ってくると読んでいたので、まだ時間があると思った。そこでさらに原谷側へ移動。
B地点:A地点の次の踏切。A地点から400m程。道は細いが線路西側を進むと早い。
ここで24レ…に標準塗装が入っていた!!読み違えてしまった。冷静に見れば浦山口B地点で撮影したのが7002Fだと写真から読み取れたので、こんなミスはしないで済んだのに、、と思いながらもB地点で撮影。後追いが順光で、こちらが良い絵になった。結果オーライか。
しかしこの24レが熊谷止まりで車庫入りであることに帰路に着くまで気付かないという更なるチョンボをこの先で犯すことに。ダイヤグラムの見間違いである。甘い。
旧三田線を撮影し、ふらふらと黒谷駅方向へ戻る。
再びA地点:帰路なので再び通る訳だ。オレンジでフレームミスがあったので、今回は広めに取り山と空も入れてみようということで1517レを待つと、なんとスカイブルーが登場。久しぶりに8連写などしてみたが、これが結局大正解。ようやく狙った絵で仕留める事が出来た。
すぐさま黒谷駅方向へ移動。
C地点:黒谷駅からすぐの第4種踏切で1528レを正面から狙おうと考え。しかしここも見間違いを犯し、帰ってくるのがオレンジバーミリオンと思い込んでしまう。実際に来たのは当然5002F。これは完全に浮かれて起こした失態。何をやっているんだ…
気を取り直し、コンビニで昼食を購入し、1530レで移動。これにオレンジが入っていなかったのが救いで、83レの折り返しだった。
ということはオレンジは1532レ。ブルーは1534レか…?
リバイバルは1523レで帰ってきてくれるのか。
この読みを総合的に考えると、午後に波久礼に向かっても順光では何も得られないことになる。そこで急遽計画を逆転させ、次の列車では波久礼までは向かわずに上長瀞に向かって、1523レを仕留めてから荒川橋梁でオレンジ達を待つことに決めた。
気を取り直して、移動。
<写真>
1枚目:1520レ@武州中川~浦山口
2枚目:24レ@武州原谷~和銅黒谷
3枚目:1517レ@和銅黒谷~武州原谷
23日の火曜日に一人リベンジを目論んでいたのだが、20日の昼頃天気予報を見ると、どうやら23日は低気圧の影響で荒れ模様らしい。替わりという訳ではないが、翌21日が降水確率ゼロの終日快晴予報だった。
このタイミングで天気予報を見たのも何かの運の巡り合わせかもしれない。21日には特別に予定も入れていなかったので、決行することに決めた。
土休日は手元に貨物の運行情報が無かったため、貨物は全て無視することに決める。今回は老い先短い1000系をしっかり追うだけで十分に内容の濃い撮影行になることが期待されていたので、思い切って割り切った。
***
0515 吉祥寺発 中央線
日の出前の下り列車は、土曜夜のオール組が多かったからか、それなりの混雑。
実に6年ぶりだろうか、西国分寺で武蔵野線に乗り換える。ほんのりと東の空が明るい。
0537 西国分寺発 武蔵野線
こちらはガラ空き。205のフカフカなモケット。
8分で新秋津に到着。ここから歩いて西武線秋津駅へ。
0604 秋津発 西武池袋線
秋津で、ちょうど6時頃に建物の屋根横から「日の出」。朝一番ながら強い日差し。
飯能で乗換も済ませ、0724西武秩父着。往路で撮影計画を考えようかとも思っていたのだが、完全に爆睡だった。
***以下、秩父線内***
0752 御花畑発→0758 浦山口着 1505レ(7000系)
<浦山口~武州中川間>
A地点:1518レ(7504F 紅葉HM付)
B地点:1507レ(7002F)
1520レ(1007Fリバイバル塗装)
<浦山口~影森間>
撮影:1509レ(1010F標準塗装)
0910 浦山口発→0927 和銅黒谷着 1522レ(7002F)
<和銅黒谷~武州原谷間>
A地点:1513レ(1003Fオレンジバーミリオン)
B地点: 24レ(1010F標準塗装)
1515レ(5002F)
A地点:1517レ(1001Fスカイブルー)
C地点:1528レ(5002F)
1125 和銅黒谷発→1135 上長瀞着 1530レ(7502F)
<浦山口~武州中川間>
まずは朝一番の撮影を浦山口近辺で行うことに。これは当初からの計画通り。
A地点:浦山口駅で下車し、左に伸びる細い階段を下り、そのまま橋をくぐって廃屋の横を通り過ぎると橋を若干下から斜めがちに望むことのできる場所に出る。
ここで1本撮影。7504Fは紅葉のヘッドマーク付。
B地点:A地点のすぐ目の前の舗装道に出て、そのまま中川方面へと少し歩けば、キャンプ場へ下る道が右手に見えてくる。ここを下ると人気のないキャンプ場の河原に出る事ができ、朝の静謐な雰囲気の中赤い鉄橋を渡る列車を水鏡に映して撮影出来る。定番撮影地なのだろう。
ここで1本7002Fを撮影した後、朝食を食べ河原の風景などを撮って待っていると、1520レにレモンイエローのリバイバル塗装がやって来た。水鏡の色を黒く潰さないように撮ると本体の列車が若干白くなってしまい、バランスが難しい。生憎川魚の影響で水鏡が若干崩れてしまったのが残念。しかし秋の朝模様はしかと収めた。
さて、非常に良い撮影地であるのだが、ここで量産しても仕方がないので、撮ったと同時にこの場を去り、影森方面へと向かう。
<影森~浦山口間>
影森に近い、引込線との分岐近くのカーブはSLの撮影でも有名なので、そこまで向かってもよいかと思っていたのだが、浦山口駅から140号線に出て影森方面へ向かう1つ目の信号を右に曲がるとすぐに線路が見える。ここを見てみると、正面からバシッと決める事が出来そう。さらに少し浦山口側へ登れば直線を浅い角度から仕留められそうだったので、ここで撮影。浦山口から400m程度。
いきなり1509レで標準塗装がやって来た。これを仕留めるが、若干列車のサイズの目測を誤ってしまった。ここは正面からの撮影のみの場所かもしれない。
後追いが柔らかい朝の光を浴びて撮れたので、むしろ羽生行の撮影にも良いかもしれない。
この1本を撮影して、とりあえず浦山口近辺はこれで終わりにすることに決めた。今日は場所に捉われず、早め早めの移動策を心掛けると決めていたから、判断はスムーズ。野球の継投と同じで、引っ張ると代え時を失うように、長く滞在すると移動が出来なくなる可能性があるのだ。
<和銅黒谷~武州原谷間>
橋梁があり、原谷方には畑が広がりどうにか撮影出来そうだと読んで、ここに来てみた。
しかし橋梁を撮ろうと思うと今日のこの強い太陽の下では完全なる逆光、空が白く飛んでしまい、良い絵にはなりそうもない。ならばと心を決め原谷側へひた歩く。
A地点:和銅黒谷駅を出て140号線を原谷側へ進み、和銅大橋前の次の信号(駅から2つ目か)で斜め右方向に分岐するそこそこ太い舗装道がある。この道に入りしばらく行くと川を渡る。渡って100m行かないうちに少し形の崩れた十字路があり、ここを右に入る。直後のT字路も右。あとは道なりに400mほど進むと、最後に舗装道が切れて獣道のようになり、やがて第4種踏切に到着する。この踏切の線路西側から黒谷側を望む。
到着して間もなくやって来た1513レは、なんとオレンジバーミリオン。時間もあまり無かったのでフレーミングを少しミスしてしまったのが悔やまれる。
標準塗装が三峰口から1526レで帰ってくると読んでいたので、まだ時間があると思った。そこでさらに原谷側へ移動。
B地点:A地点の次の踏切。A地点から400m程。道は細いが線路西側を進むと早い。
ここで24レ…に標準塗装が入っていた!!読み違えてしまった。冷静に見れば浦山口B地点で撮影したのが7002Fだと写真から読み取れたので、こんなミスはしないで済んだのに、、と思いながらもB地点で撮影。後追いが順光で、こちらが良い絵になった。結果オーライか。
しかしこの24レが熊谷止まりで車庫入りであることに帰路に着くまで気付かないという更なるチョンボをこの先で犯すことに。ダイヤグラムの見間違いである。甘い。
旧三田線を撮影し、ふらふらと黒谷駅方向へ戻る。
再びA地点:帰路なので再び通る訳だ。オレンジでフレームミスがあったので、今回は広めに取り山と空も入れてみようということで1517レを待つと、なんとスカイブルーが登場。久しぶりに8連写などしてみたが、これが結局大正解。ようやく狙った絵で仕留める事が出来た。
すぐさま黒谷駅方向へ移動。
C地点:黒谷駅からすぐの第4種踏切で1528レを正面から狙おうと考え。しかしここも見間違いを犯し、帰ってくるのがオレンジバーミリオンと思い込んでしまう。実際に来たのは当然5002F。これは完全に浮かれて起こした失態。何をやっているんだ…
気を取り直し、コンビニで昼食を購入し、1530レで移動。これにオレンジが入っていなかったのが救いで、83レの折り返しだった。
ということはオレンジは1532レ。ブルーは1534レか…?
リバイバルは1523レで帰ってきてくれるのか。
この読みを総合的に考えると、午後に波久礼に向かっても順光では何も得られないことになる。そこで急遽計画を逆転させ、次の列車では波久礼までは向かわずに上長瀞に向かって、1523レを仕留めてから荒川橋梁でオレンジ達を待つことに決めた。
気を取り直して、移動。
<写真>
1枚目:1520レ@武州中川~浦山口
2枚目:24レ@武州原谷~和銅黒谷
3枚目:1517レ@和銅黒谷~武州原谷
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