清秋の秩父鉄道~その2~
2012年10月21日 日常 コメント (2)
1154 上長瀞発→1157 親鼻着 1523レ(7500系)
<親鼻~上長瀞間>
A地点:1532レ(1003F オレンジバーミリオン)
B地点:1525レ(7002F)
1534レ(7500系)
1527レ(7500系)
1536レ(1010F リバイバル)
1404 上長瀞発→1419 波久礼着 1538レ(7500系)
<波久礼~樋口間>
A地点:1533レ(1003Fオレンジバーミリオン)
1540レ(7002F)
1535レ(7502F)
B地点:1542レ(1001Fスカイブルー)
5002レ(201号機牽引・パレオエクスプレス)
C地点:1539レ(7504F)
1656 波久礼発→1712 上長瀞着 1541レ(7500系)
<親鼻~上長瀞間>
C地点:1548レ(1003Fオレンジバーミリオン)
<上長瀞駅周辺>
1530レ乗車で到着すると同時に、交換の1521レにリバイバル塗装が入線しているのが見えた。また読み違えた。羽生では直後の折り返しだったようだ。
激しく落胆して駅前でボーっとしていると、5001レのパレオが通過。SL不調と聞いていたが、ELプッシュプルで代走するとは知らなかった。ウヤだと思い込んで確認を怠ったのはミス。上長瀞から長瀞側に3分歩けば正面から撮影可能な場所があることは知っていたのに。
…さて、悔やんでいてはこのまま最低な撮影になってしまう。今三峰口にはオレンジとブルー。そしてリバイバルも三峰に向かっている。これを荒川で仕留めれば流れも変わってくるだろう。
(まだ24レが熊谷止であることにも気付いていないので、標準塗装の折り返しが1527レで帰ってくると思い込んでいた。)
今から直後の三峰口行に乗れば、親鼻橋下の河原でオレンジを仕留められよう。よし、移動だ。
<親鼻~上長瀞>
A地点:言わずと知れた名所。人は少なく、空も水も澄んで、川面はトップライトを浴びてキラキラと輝いている。そこに予想通りオレンジがやって来た。広角気味の撮影で決めて、気分を盛り返す。
次の1525レが練習列車になることは分かっていたので、ここで思い切ってまた早めの継投。B地点へと移動。
B地点:これはなんとも言えない場所である。親鼻橋を上長瀞方向に渡り、140号線から右斜めに浅く入っていく細めの舗装道を進むと、とある畑の左奥に、河原へと降りる獣道がある。ここを下りると、先程とは反対側から橋梁を狙える。
1525レは7002F。ブルーを期待していた1534レは、なんと7500系。ブルーが三峰口で眠ってしまった!!そして1527レも7500系。標準塗装も帰ってこない!
どうもリズムを掴み切れないままの撮影であるが、ブルーが眠ったなら1536レでリバイバルが帰ってくるのは間違いないだろう(あるいはブルーが帰ってくる)。ということで、昼ご飯を河原で食べながら1536レを待つ。
予想通り、リバイバル塗装がやって来た。黄色を美しく出すのは難しく、敢えてホワイトバランスも調整しながらの撮影。暖かみのある色調で纏めてみた。
さて、後続の1538レで移動しよう。どうやら羽生は直後で折り返してくるようなので、1532レのオレンジは1533レに入る。そうすると、波久礼に到着して走れば、順光で撮影可能になりそうだ。
<波久礼~樋口間>
A地点:波久礼から2つ目の第4種踏切。歩けば20分弱かかるところを、12分で走って到着。交通量が非常に激しく、路側帯が20cmも無いところが400mほど続いていたので、車の切れ目で全力疾走。いやぁ怖いし疲れる。到着後、3分ほど準備し構図を固めると、予想通り1533レでオレンジが到来。初秋の山々の緑にオレンジが映える。秋の日差しがどちらの色も引き立たせてくれて、暖かい一枚に。
この場所で1535レを待つ(まだ標準色が帰ってくると思い込んでいるw)が、結局7500系。踏切で比較的離れて撮影しているのにやたらと警笛を鳴らされて、すぐさま引っ込む。読みは外れるわ鳴らされるわで、またリズムには乗れない。
次は1542レと5002レのパレオが逆方向から来るので、場所を移動。
B地点:A地点すぐそばの陸橋を超え、線路際の細い道を進むと線路を若干見下ろせる場所がある。この近辺でアングルを半ば強引に構成。
1542で、何故かスカイブルーが復活してきたw もともと逆光なので大した収穫を狙っていなかっただけに、ちょっと適当すぎて残念。無いより良い。
パレオも同じあたりから少しアングルを変えて撮影。機関車を含む6連がギリギリ。逆光なので白と茶色の銀塩写真のようなイメージで撮影。それにしては構図が強引w
続く1537レも同位置から陸橋下のカーブを曲がって来たところを狙うものの、7500系。しかも信号の影が顔に激しく重なり絵にならなかった。
日差しが非常にいい感じになって来た。あたりを暖かな色に包んでいる。秋ならではの色に、日本ならではの景色。風景写真などを撮りつつ移動。
C地点:波久礼から一つ目の踏切をアウトカーブで。3連ならギリギリで障害物をかわして綺麗に撮れる。最後の望みを1539レに賭ける。1536レのリバイバル塗装が、一本置いて1539レで帰ってきたりしないかと思ったのだが、結果帰って来たのは7504F。最高の舞台、最高の光線に、被写体が来なかった。
波久礼の収穫は想像より遥かに少なく、落胆しつつ帰路を考える。
波久礼駅に到着する前に(また全力疾走して車をかわすw)太陽は山向こうへと沈んでいった。1541レで移動。ここにもしや1000系が…という思いも外れる。
<上長瀞~親鼻、再び>
C地点:シルエット写真が撮れる、橋の東側の撮影地。上長瀞駅から、駅前の大通り?をそのまま進み、T字路を若干左に行ったあたりで、木々がまばらになっていてベンチなども置いてあり、河原方面へ抜けられる小道がある。ここを下りると河原に出られるのだ。
正直着けるかどうか分からなかったのだが、上長瀞駅に1711着、1723頃通過の1548レがオレンジバーミリオンであるという最後の読みに賭け、これをシルエットで収めようと考えた。案外撮影地は分かり易かったが、あたりはもうマジックアワーが終わろうとしている。列車通過5分前にアングルを固め、空の色よ変わってくれるな、と願いながら待つ。
警笛を一声鳴らして、重いジョイント音を響かせて、鋼鉄の車両がやって来た。
空のグラデーションと川面の色、窓灯り、想像以上の一枚になった。今日のハイライトである。
喜んでいるとあたりが真っ暗になっていき、駅へ帰る道を見失いそうになった。危ない危ない。
帰路の1543レは予想通りスカイブルー。これに乗って御花畑に戻り、三峰口へ見送った。
あっという間の一日、読みは当たったり外れたりを繰り返し、ミスも重なり、総じて苦しい展開ではあったが、終わってみると収穫物はなかなか良いかもしれない。一番最後に、狙ってもなかなか撮れないであろう素晴らしいシーンに巡り合えただけでも、今日一日非常に楽しめた。
次はもう少し冷静かつ確実に列車運用を読めるはずであるw
<写真>
1枚目:1532レ@親鼻~上長瀞
2枚目:1533レ@波久礼~樋口
3枚目:1548レ@親鼻~上長瀞
…全部オレンジバーミリオンですねw
コメント
最後の最後で撮れたシルエットは本当に綺麗だと思う。
それにしても普通列車の運用はなかなか複雑だな・・・
折返しが来ると思ってたら全然違ってたりして、結構凹むw
いやぁ「終わり良ければ」ではないけれど、本当に良かったよ。シルエットで1000系だって分かるのも実に大事な要素w
土休日ダイヤはほぼ折り返し把握出来たぞ。
羽生折り返しは確実に直後の便で、三峰口は1→1516(たぶん)以降は着順で折り返し。ただし1517→1544、1523→1544か。
(午前と午後で運用が分かれてると話は別だが、どうなんだろ。。)
平日への応用は難しそうだが、夏行かれた時の運用って分析出来そうですかい??
次行くときは、今までの知恵を結集したいな!!