「写真」を考える(3)
2013年10月26日 日常 コメント (2)さて、何故撮影行が好きか、という根本的な問いに対して、
一度しっかり整理して解を求めておきたい。
(1)国鉄デザインの虜になった
→生まれた時代に因るものか。←「今頻繁に行く理由」に繋がる
→デザインそのもの、色彩。
→そもそもの嗜好はレトロスペクティブ。(cf. 持ち物、専攻分野など)
→失われゆく物(全般的に)への「慈愛」に似た感情。
(2)日本の風土、景色に強い愛着がある
→(1)とも関連して、我々の心の片隅にある「原風景」を追い求めたい。
→色彩的に調和する点景としての車両は、絵にとって価値の高い存在だと思っている。
→車両自体が地域性や時代性という要素を兼ね備えている。独特な点景。
(3)外界の「日常」を自身の非日常から捉える行為の面白さ
→対象は(2)の「風土」と似ているか。
→先述のとおり、そもそも非・都心地域の日常的風景にノスタルジーに似た愛着をおぼえるから。←(1)最後にも通ずる
(4)「美」への感性
→大きく出過ぎた感はあるが(w)、美しいものに出逢いたいという根本的欲求は強い。
→自身の感性をもってしての挑戦とでも言おうか、自己肯定・自己満足の要素が入ってくる。
(5)パズルを解くような感覚の面白さ
→ダイヤ、運用、撮影地、光線、その全ての計画など。
→限られた時間の中で最善の収穫を得るために知識と経験を総動員する独特の感覚。
(6)成功・失敗のある面白さ
→(5)とも近いが、撮影自体の成功失敗があるため、成功時の喜びも一際大きい。
→独特の緊張感。最終的成果物は、その一連の心身の運動と共に結晶となる。
(7)撮影地で対象と対峙する独特の感覚
→SLに代表されるが、場は「体験すべきもの」である。
→主目的である写真は、時に副次的な物に変わる。
(8)鉄道システム自体への興味
→今でこそ機械化・単純化されてきたものの、システム自体に面白さを感じる。
→「A列車へ行こう」が広く親しまれているのに通ずるかもしれない。
これで、
・鉄道、とりわけ鉄道撮影への執着
・写真撮影自体への愛着
・自身の写真のコンセプト
・何故自らの足を運びファインダーを覗くのか
・それが何故今なのか
このあたりは一通り説明出来ているだろうか。
一度しっかり整理して解を求めておきたい。
(1)国鉄デザインの虜になった
→生まれた時代に因るものか。←「今頻繁に行く理由」に繋がる
→デザインそのもの、色彩。
→そもそもの嗜好はレトロスペクティブ。(cf. 持ち物、専攻分野など)
→失われゆく物(全般的に)への「慈愛」に似た感情。
(2)日本の風土、景色に強い愛着がある
→(1)とも関連して、我々の心の片隅にある「原風景」を追い求めたい。
→色彩的に調和する点景としての車両は、絵にとって価値の高い存在だと思っている。
→車両自体が地域性や時代性という要素を兼ね備えている。独特な点景。
(3)外界の「日常」を自身の非日常から捉える行為の面白さ
→対象は(2)の「風土」と似ているか。
→先述のとおり、そもそも非・都心地域の日常的風景にノスタルジーに似た愛着をおぼえるから。←(1)最後にも通ずる
(4)「美」への感性
→大きく出過ぎた感はあるが(w)、美しいものに出逢いたいという根本的欲求は強い。
→自身の感性をもってしての挑戦とでも言おうか、自己肯定・自己満足の要素が入ってくる。
(5)パズルを解くような感覚の面白さ
→ダイヤ、運用、撮影地、光線、その全ての計画など。
→限られた時間の中で最善の収穫を得るために知識と経験を総動員する独特の感覚。
(6)成功・失敗のある面白さ
→(5)とも近いが、撮影自体の成功失敗があるため、成功時の喜びも一際大きい。
→独特の緊張感。最終的成果物は、その一連の心身の運動と共に結晶となる。
(7)撮影地で対象と対峙する独特の感覚
→SLに代表されるが、場は「体験すべきもの」である。
→主目的である写真は、時に副次的な物に変わる。
(8)鉄道システム自体への興味
→今でこそ機械化・単純化されてきたものの、システム自体に面白さを感じる。
→「A列車へ行こう」が広く親しまれているのに通ずるかもしれない。
これで、
・鉄道、とりわけ鉄道撮影への執着
・写真撮影自体への愛着
・自身の写真のコンセプト
・何故自らの足を運びファインダーを覗くのか
・それが何故今なのか
このあたりは一通り説明出来ているだろうか。
コメント
とくに(7)撮影地で対象と対峙する独特の感覚 は何にも代えがたい。もちろん写真そのものも大事だが、写真が撮られる過程において自己と外界がぴったりと接触する感覚にしびれる。
なるほど確かにそうだ。「行為」の一次元上(basisに近いから下なのか?)の、その場に行きたい・居たいと思う理由と言えそうだな。
撮影に取り組み始めてからその瞬間にかけておぼえる独特の感覚、そしてそれらを内包する一連の記憶全てが、我々の足を再び撮影へと向かわせるのかもしれない。
整理してみると、やっぱ撮影行って良いもんだな◎3◎!w